2020/04/04 15:15
雑貨に関係ないブログの回です。
暇な時にふと読んでもらえたら、良いと思って書いています。
人の日記読んでどうすんの。
と元々ブログに対して思っているタイプなので、雑貨に関連することを載せるようにしていたのですが、
今、このタイプの雑貨を押すことを綴られても買わないですよね。と思い別のことを書いてみました。
最近スペインの友人の健康状態が心配になり、連絡をとったところで、彼らのことを思い出したので
それについての回です。
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●今回餌食となった人々
スペインのナチョと、イスタンブールのエブル。
ナチョとエブルとは語学学校で知り合いました。
地元でもどこでも友達が少ない私は、特に頑張って友達を作ろうともせず、休み時間に教室の隅っこで独りで
コーヒーを飲んだりしていたところ、いつの間にかこの二人と出会っていました。
2人の歳は全く知らず、2人も別に聞こうともしませんでした。
この2人の距離感は私にはとても居心地がよく、学校に居るあいだはこの2人とよく過ごしました。
エブルはすごく美人で、何もしなくても人が寄ってきました。
彼女が私といることをとても不思議に思いました。
エブルはイスタンブールの美大生で、夏のあいだだけこの学校にきていたとういうことを知りました。
彼女はたまに絵を見せてくれました。
彼女は石や草にこだわりがあるらしく、綺麗な花や山ではなく、そこらへんの雑草や森に落ちている岩の絵ばがり描いていました。
今もたまにSNSで個展をしている投稿を見かけます。
ナチョは、ドイツに行く前に英語の勉強をしなければならないからここに来たと言っていました。
ナチョは今思えばすごく頭が良かったのかもしれません。
彼は哲学を学んでいました。
秋から一年間ドイツの大学に行くらしいけれど、その授業料はかからないと言い、
エブルと私は「何で?」となりました。
聞いてもあまりわからなかったのですが、どうやらいろんな国から選ばれた生徒が一つのクラスに集まり、
そのクラスの人は授業料がかからない。と言っていた気がします。
しかも寮もあるらしい。
聞いてもわからないので、エブルと私は深堀しようともせず「ふーん。」で終わらせました。
ナチョは紙一重の人だったと思います。
よく話をし、急に静かになったと思ったら小さい声で何かをブツブツと唱え出します。
「ああ、ナチョ、ゾーンはいっちゃったわ。」と毎回思いました。
それに彼は服を一着しかもっておらず、毎日同じ服を着ているのでかなり臭っていました。
話の感じから、夜も本を読んだり、街中を歩き回っているようで、
シャワーをするのを忘れる人なのかも知れないとも思いました。
「ああ、ナチョ、今日も安定の臭さだわ。」と毎日思いました。(褒めています)
ナチョは働けるビザで入国していないので、道端でハーモニカを吹いてお金を稼ごうとして警察に捕まったりしました。
(許可なしで演奏したら捕まったりします。)
「昨日警察がくるまでに7ポンド稼いだから、今日お酒を奢るよ」と言われ、
せっかく稼いだお金は、私のギネスとエブルのテキーラに消えました。
彼は全然反省していませんでした。
しかもそんなに稼げるなんて。
私たちは教会をパブに改造した、「チャーチパブ」と地元の方が呼ぶパブによく行きました。
夜はライブ演奏もあるし、ものすごく綺麗です。

その後、ナチョはドイツの勉強を終えてからニューヨークに行ったようです。
数人の遠くに居る疎遠になった友人は、日本の自然災害のニュースを見たときなどに連絡をくれるものですが、
彼は連絡をよこしません。
SNSをしないナチョの行方は全く不明で、突然連絡をくれたことがあり、
その内容が「なでしこジャパンて強くない?」だったことが印象的です。
昨日ふと、ニューヨークもスペインも大変なことを思い出し、彼に連絡をとってみました。
案の定、メールはお互いの元気に生きているかどうかという確認の二通で終わりました。
みなさんのお知り合いも元気だと良いですね。
え、これ何のはなし?
となりましたね?
でもあなたが選んで読んだのだから、私のせいじゃないですよね。
いつかあの雑貨屋行ってみようと思っていただければ幸いです。

でもそれまで雑貨屋はあるのでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。