2025/05/26 23:08
ZINEを作成しました!
ちょっと前までZINEの事をジンと呼ぶことすら知らず「自費出版の冊子を作っている人々の冊子」
と呼んでいて、2文字で済むんだったら早めに知りたかった私も、ジンジン言わせて頂いております。
最近考えております。石川県に居ても幸運なことに英語を使う機会が多い私は、日本語ではこう言うのに、英語にしたらこうなるけど。
という狭間で日々悩まされています。
先日、たまたまブルガリア語の「おはようございます」を習得し、その方に「おはようが〇〇で、ございますが〇〇なの?」と単語についてお伺いをしたら、「良い朝でおはよう」みたいなことだよ。
と言われました。
ということは、「Good Morning」の並びで考えれば簡単だったのです。
そこで、日本語がすごく難しいと思うようになりました。「ございます」と誰も言っていないのに、
わざわざ、ございますはどれなんだ?と考えていたということなのですね?
では外国語を使わなければならない環境の中で、日本語で何かを考えることは、自ら難しく考えているのでしょうか。
もしかして、そんな事もうみんな知ってる事でしたか?
やや話せる人。みたいになっているかもしれませんが、私は英語が苦手です。
過去に2年間イギリスに滞在しましたが、自分の使い回してきた単語のストックにとっくに限界が来ており、
勉強をしなければ、集めるものや、見るもの、もしかしたら、感じることにも深みが増さないと気付いています。
去年の渡英の際、いつもの好みのディーラーの方が、他のお客様に何かを説明していました。私はその方の商品が好きで、というのも、その方の集めているものは、一見何かわからないものが大半なのです。割れた石や、謎のペン、どこかの建物の一部みたいな意味がわからないものを机の上に、ちょっと間隔をあけて、ポン、ポンと置いてあるのです。
「これって何ですか?」と聞いたら、彼女からはとんでもない長さの説明が返ってきます。
まっすぐ私の目を見て、真剣に話すので、丸暗記した説明書でも読んでいるのかと思うほどです。
私は去年、彼女の露店の机に、石ころが沢山あるのを見ました。
これは流石に意味がわからん。多分遺跡のカケラみたいな事だと思うけれど。
そしたら紳士が現れ、カケラを一つ手に取り、それの説明を求めたのです。
彼女は身を乗り出して一生懸命石ころの説明をしていました。
とんでもなく昔のすごい貴重な、何かのカケラなことしか私にはわからず、「すごいだろぉ?」と
彼女はニタニタと興奮していらっしゃいましたが、紳士は興味が薄く「へ〜」くらいでした。
私がもしこの内容が理解できた場合、どっち派だったのでしょうか?これは歴史の勉強不足もありますが、
もし何か共感ができたなら、もっと別の見え方になるのになぁと、勿体なさだけが残りました。
そんなこんなで、繋がったのかわかりませんが、言葉のズレの事を考えながら作成したZINEになります。
私が言われて頭の中で自動変換したことは、別の方が翻訳した場合と必ず異なります。
私がそのシーンが好きでも、他の人にはきっと、どうでもいい事でしょう。
外国語の話を、母国語で考えていれば、変換しきれない事がある。自分の言葉の未熟さもある。
隙間が生じた時、起きた出来事の解釈はその隙間の埋め方によるかもしれない。
きっとその人の本来の考え方が反映するんだろうと感じました。
あなたがその場に居たら、どんな気持ちになるのかが、私は気になります。
ZINE02の商品ページ →https://www.ramsgate-vintage.com/items/107405384
こちらは全然違う内容のZINEです
ZINE01の商品ページ → https://www.ramsgate-vintage.com/items/88346587
気になっていただけましたら、是非リンクに飛んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。