2022/03/26 23:24
3月、
いろんな物を集めてしまったから、稀にそれが誰かの遠い思い出に、ひっそりとヒットしてしまうことがあるらしいです。
「あれは18年くらい前か。」と魅力的な人が話しだしたのは、自分なら選ばないであろう外国の場所の事だったりしました。
長い一人旅の、そこはどうだった?と尋ねられることと、なぜそこなのですか?
と尋ねられることの、思い出の開き方が違うことは、承知しているつもりです。
ひっそりと、その頃の思い出にヒットしてしまった人が教えてくれるのは、一般的な想像と違うことや、誰も教えてくれない、視点が不思議な現実的内容だったりしました。
「こんな雑貨も多分近くに売っていたんだろうね。」とその頃は物を見ている暇がなかった様に話すので、この人、魅力が溢れ出すぎているけれど、大丈夫かな?と面白く心配になりました。
「これは大切に使います。」とお買い上げされ、この人は、上手に去りました。
あの人は、知らない人だからつい話してくれたのかなと思えば、私も知らない人だから聞けたのだろうと思って、そしてあれが大切に使われるのはきっと間違いないだろうし、そしてそんな人は、やっぱり上手に神出鬼没らしい。
3月でした。
読んでいただきありがとうございます。